隣組?
隣組(となりぐみ)という制度をご存じですか?
先日、昭和の子育ての本を読んでいてハッと思い出しました。
隣組=今で言えば町内会のようなものです。
昭和の時代、冠婚葬祭は隣組が取り仕切りました。
運営はもちろんのこと、炊き出しまでを(披露宴の食事や通夜振る舞いまで)隣組が担っていたのです。
私も、幼少期たしかにこの制度を体験しました。両親は「隣組で不幸がありまして」と仕事まで休んでいた記憶があります。
今でもこの制度を残している地域はあるでしょう。
日常においても隣組は生活に密接していました。
「ちょっと買い物に行ってくる、その間赤ちゃん預かってくれない?」
「今日は体調悪くて買い物にいけない、これ買ってきてくれない?」
この隣組制度、私の友人夫婦はこの地で、無意識にこれを行っているのです。(奥さまはいちごmamaスタッフです)
向かいのおばちゃんに頼まれた買い物にいく、庭先の掃除をする、窓から声を掛ける。
これを見ていて、この地だからこそ「まち保育」ができる!と確信しました。
冠婚葬祭を自宅で執り行うような煩わしい制度は捨て、隣組の良いところだけをいただきましょう。
現代風の隣組、広めていきたいな、と心から。
0コメント