絵本の効果。
子育てに絵本の読み聞かせが欠かせないのはなぜか。
(保育界では「読み聞かせ」よりも「読み合い」という言葉が主流になってきました)
子どもの成長・発達に絵本はどのような効果をもたらすのか。
私、村山は勤務校で「言葉」を専攻しています。子どものことばの発達、それを支える周囲の環境の重要性について、保育士・幼稚園教諭の卵さんたちに持論を説いております。(神奈川県保育士実技講習「言語表現」テキスト執筆)
「ママといっしょのおはなし会」を前に皆さんにも絵本の重要性を知っていただけたら、とこの記事を書きます。どうぞお付き合いください。
いつの間にか、子守歌が歌われなくなった、伝承遊びが受け継がれなくなってきた、これらは子どもにも大きな影響をもたらしています。
暗いイメージのある「短調」の曲は子育てに使いたくない、「あんたがたどこさ、肥後さ~それを猟師が鉄砲で撃ってさ、煮てさ、焼いてさ、喰ってさ」こんな残酷な遊び歌を子どもに聴かせるなんて…と、このようなことが現実に起こっているのです。
子守歌の中でしか触れることのない「ねんねんころりよ、おころりよ」これに触れてこなかった子どもは意味もわからないでしょう。これってどういうことか、「言葉の体験の幅」が狭くなってきたのです。
そこで言葉の体験を絵本に借してもらおう、と。その中で少し難しい言葉に触れる、美しい日本語に触れる、この体験が子どもの言葉を育てる、心を育てる、読解力を高める。
絵本のなかで自分の好きなものに出会って、探求し知識を深める。
これが知的能力の発達につながるわけです。
乳幼児期に絵本をたくさん読んでもらった子とその体験がなかった子では、3歳時の語彙数、300以上の差が出るそうです。
0歳から絵本に触れてほしい、と考えます。
きちんと聞く体勢を整える必要はありません。
なんとなく耳に入っていた、目に入っていた、キレイな配色の絵を見た
それだけで絵本に向かう「これからの姿」が変わってきます。
絵本に子育てを助けてもらいましょう。
私たちもそれを応援します!
年明け、1月18日の「ママといっしょのおはなし会」、イベント告知から続々とお申し込みをいただき、残り4席となりました。
お早めのお申し込みをお待ちしています。
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